自分の“こだわり”を捨ててみよう

人は何かしらその人なりのこだわりを持って生きています。
衣食住の基本的な生活を始め、趣味や嗜好、仕事、遊び、健康維持、お金
・・いろいろなこだわりがあります。
こだわりというからには、“これじゃなきゃイヤだ!”とか
という強力な思いがありますよね。
特に自己イメージへのこだわりは、その人の周囲に対する行動パターンを
形作ります。
「〜だから、〜する(〜しない)」
たとえば、
・皆から嫌われているから、職場の飲み会には参加しない。
・私の言うことは誰も聞かないから、自分から話しかけたりしない。
・彼が私を本当に愛してくれるはずないから、適当につきあおう。
・自分が役に立っているように思えないから、仕事に行きたくない。
・人に気を遣いすぎるので、人が多い場所には出かけない。
あなたのこだわりはあなた自身を幸せな気分にしてくれるものでしょうか。
そのときのあなたはご機嫌な顔をしていますか。
もしこだわることで気分よく過ごせるのなら、こだわりはあなたらしさの
表現であり、個性になると思います。
そのままマニアの道を極めていきましょう。
しかし、もし気分よくいられないとしたら、それが悩みとして持ち上がって
いるのであれば、一度こだわることを止めてみることをお勧めします。
気分の悪いこだわりを抱えているときは、自分のことで頭が一杯になり、
周りを見渡す余裕がなくなります。
そしてあなたを見てくれている誰かの存在も忘れてしまいがちです。
その誰かはあなたと親しくなりたいのかもしれません。
あなたのことをもっと知りたいのかもしれません。
あなたを励ましたいのかもしれません。
あなたを助けたいのかもしれません。
あなたに助けてほしいのかもしれません。
あなたと楽しみたいのかもしれません。
あなたの笑顔が見たいのかもしれません。
・・・
今日は不要なこだわりを自分の中から捨て去りましょう。
紙とペンを用意してくださいね。
(1)あなたのこだわりを思いつくまま書き出してみてください。
   「〜だから、〜する(〜しない)」という形式で書いてみて
   くださいね。
(2)そのこだわりを感じているとき、よい気分だったか(^^)、
   悪い気分だったか(*_*)を思い返してみてください。
(3)悪い気分(*_*)になったこだわりに対して、
   あなたを気にかけている人は、「〜する(〜しない)」という
   あなたの行動をどういう目で見ていたでしょう。
(4)もしそのこだわりがなかったらあなたの行動はどう変わっていた
   でしょうか。
(5)こだわりを止めることを声に出して宣言してみましょう。
   「私は自分のために皆のために○○というこだわりを捨てます!」
あなたのこだわりよりもあなたを思ってくれる誰かの気持ちを大切にする
とき、自分のこだわりを捨てる決意ができるのかもしれません。
from ながの ひろみ

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