一歩前へ 〜行き詰っているな、と感じたら〜

ここ数ヶ月、久々に社会人としての古巣である医療関係にお仕事にお出かけし
ていた私。カウンセラーという視点から久々に直に触れ合う‘社会’。
色んな職業の若い青年たち、彼らの目的がなんであれ自分の未来に‘成功’と
いう2文字をちらつかせながら必死で頑張っていらっしゃいます。
一人の男の子の手をひき、一人は抱っこしながら定時を少し過ぎ保育園の保母
さんに頭を下げて駐車場まで向かう看護婦さんでしょうか、若い女性。
どこかで何かを夢をみて、頑張っていらっしゃいます。
(*^_^*)
さてさて、
‘成功、Success’と一言で言ったとしても一人ひとりその形は違うもので。
それが金銭であったり、物質であったり、一戸建てのおうちを持つこと
だったり、仕事の業績だったり、社会的に何かを成し遂げることであったり、
著名になることであったり平和な家庭だったり・・・。
動機は色々あると思います。
それを手に入れたときの自分の「感じ方」って一体どんなでしょうね。
もしも欲しい幸せや成功が、全ての人に行き渡っていたとしたら、世の中から
争いなどなくなるのに・・・、時々そんなことを思ったりします。
「自分は人のことなど考えていない冷たい奴だ」などと自分のことを評してい
る人ほど、誰かの本当に幸せになった姿を見たときに案外と大泣きをしていた
り、見られまいと無表情を装ってみたり。
人間って素直じゃないですよね、ホントに。どこかで欲しいものや目指してい
る夢から自分を遠ざけているような気がする時ってないでしょうか。
何か「目標」だったり「欲しいもの」だったり、手に入らないと感じることは
多々あると思います。
例えばパートナーシップなどで「相手が変わらないからどうしようもない」と
うんざりしている場合なんかもそうですしね。
もしもあなたが何か「夢」を持っているのだとしたら、それはとっても素晴
らしいこと。
だけど、行きたい場所があるからこそ行き詰っていると感じる時もありますよ
ね。
行き詰ってるなと感じるとき、何か障害を感じるときどういうやり方でその場
を切り抜けようとされますか?
環境(それが周囲の人である場合も含めて)や、状況、物質的な側面、足りな
い何か・・・。それを変化させていくのがとても難しいと感じることもあると
思います。
何か先に進めない障害、それがたとえ自分以外の要因であるように感じたとし
ても私たちの広い広い意識の中には夢に向かうための方向性と、夢を手に入れ
る事に抵抗する力が働いていることもあります。
いわゆる成功することを恐れる気持ち・・・。
今の自分自身から変化していくことを恐れる気持ちでしょうか。
一度、自分の気持ちを覗いてみるのも一つの方法かもしれません。
今回は自分自身の「想像する力」いわゆるイメージを使って簡単に、本当に簡
単に遊びながらチェックしてみましょうね。
今、あなたの目の前に扉があります。
この扉の向こうには、あなたが進んで生きたい道があるとしたら・・・。
まずは、この扉をあなたの心の中で描いて見ましょう。
どんな扉ですか?大きいでしょうか、身の丈ほどでしょうか。
手で触るとどんな感じがするでしょうか?冷たい?暖かい?ざらざらしている
のか、それとも・・・。
重厚な木の扉でしょうか、装飾のある華やかな扉?小人さんのおうちのような
かわいい扉かしら?
扉の前で、あなたはどんな気持ちがするでしょうか?
十分にいろんな気持ちを感じたら
ただ、あなたの目の前の扉をそーっとあけて・・・
どんな世界が広がっているのでしょうか?
誰かあなたを待っている人がいるのでしょうか?
扉の向こう側へ、ただ一歩。
歩き出してみましょう。
もしも怖さを感じて勇気が出ないようであれば、
少し思い出してくださいね。
あなたが「成功」や「幸せ」手にすることで多分笑顔になるであろう人のこと
を。
もしも自分のために歩き出せないのであれば、
「誰かのために」一歩。
十分に存分に、「一歩」を味わいつくしてみてくださいね。
もしも、扉の先の世界にまだ、先のイメージが出てくるようなら、その世界を
存分に楽しんでくださいね。
だって、ここはあなただけの心の世界ですものね・・・。
夢にむかうためのよいインスピレーションや勇気や力があなたのものとなりま
すように・・・。
あなたの感じ方がどう変化していくのか、楽しみながらやってみてください
ね。
問題を感じていたり、行き詰まりを感じている最中はただくるくると問題が頭
を忙しく働かせてしまって事態が何も変わっていない。
そしてまた焦りだす・・・。
なんて時、あなたの「ハート」という力強い味方がいることをついつい忘れて
しまいます。
あなたの大いなる味方である「ハート(感情、ともいうかな)」にすこ〜し
隙間を作ってあげるためにもイマジネーションで遊んでみてくださいな♪
from 上西 直美

この記事を書いたカウンセラー

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