ピンチに役立つ”選ぶ力”

会社で上司に怒られた・・・
彼と些細なことでケンカした・・・
いつも一緒にいる家族の態度が冷たい・・・
子供の気持ちがいまひとつわからない・・・
こんな、私たちの悩みは尽きる事はありません。
そして、真剣に悩めば悩むほど、どうすればいいのか、わからなくなってしまうこともあるでしょう。
そして、良くても「まあ、いいか」で切り上げる事も多いのではないでしょうか。
なんとかなるわのケセラ・セラ精神で。
悩んでも仕方がないように思える物事に対して、気楽な気分でいることは、ある意味大切なこと。
でも、いつもそうしていられないのも確かな事実。
そこで、今回は私たちの心が持つ最も強力な、『選ぶ力』をご紹介しましょう。
今日のお昼ご飯のメニューから、結婚相手まで、私たちは、あらゆる日常の中で、”選び続けて”います。
でも、ちょっとしたトラブルや問題が目の前にやってきたとき、
「え〜?なんで、こうなるの?」って、
思ってしまいます。
そんな時には、「こうなることを”選んでないよ”、”望んでないよ”」と感じるのが普通です。
でも、こういう時にこそ”選ぶ力”の使い時。
例えば、パートナーと喧嘩になったとしましょう。
「あなたは家でゆっくりしたいと言うけれど、たまの休み、私は出かけたいのよ!」
それぞれの言い分が食い違うような喧嘩です。
ここでは、パートナーは「家でゆっくり」を選んでいて、自分は「出かけたい」を選んでいます。
それぞれの”選ぶ”ことにすれ違いがあるとき、
私たちは「自分が合わせる」か「相手に合わせてもらう」かの、どちらかしか選択肢がないような気がしてしまいます。
そして、ぶつかってしまう・・・
でも、喧嘩になってしまう(問題が起きてしまう)ということは、
もう一度、
自分の選択を『見直して、選びなおす』必要があるということなんです。
「家でゆっくり」も「お出かけ」も、『お互いが”一緒に”そうしたい』と、望んでいるからこその喧嘩です。
そこで、『選びなおして』みるんです。
「私は、あなたと休日を楽しみたい」って。
こうすれば、気分を悪くしたまま休みの日を台無しにしてしまうかわりに、
パートナーとの距離を近づけられる、大切な一日に変える事ができるでしょう。
問題が起きた時には、積極的にこの『選ぶ力』を使ってみましょう。
最悪な気分を味わい続けるのも、
いい気分を感じることも、
実は、”選択”次第、
あなたの手にかかっているんです。
 
from 源河 はるみ / counseling service

この記事を書いたカウンセラー

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