「私は嫌われてる」という思い込み 主人の実家編

「私は嫌われてる」という思い込みが誤解だったと気付けたこと、
それどころか、実は愛されていたんだと気付けたエピソードです。
私は主人の両親があまり好きではありませんでした。
私は実母との問題を抱えていたので、「親とはこうあるべき」という思いが強かったんですね。
だから義理の両親に対しても「親とはこうあるべき」と同じように思っていたんです。
なのですぐに不満が募っていきました。
それはきっと私の態度に出ていたと思います。
同時に「私は嫌われてる」と思っていました。
でも実は「私が先に義理の両親を嫌っていた」のです。
当時の私は全く気付きませんでした。
「親とはこうあるべき」と厳しい目で見て嫌っていたのです。
子供の頃から対人関係に悩んでいた私は、自分は嫌われる存在だと思い込んでいました。
自分に自信がないくせに、自分は嫌われる存在、ということには絶対的な自信を持っていました。
なので主人の実家でも「どうせ私は嫌われ者」「どうせ私は邪魔者」といった被害者意識を強く持っていました。
そんな私には、何もかもが悪いようにしか見えませんでした。
何かあると、
「ほら、やっぱり私は邪魔なんだ」と確信して卑屈になっていました。
ある日その思いは一杯になってしまい、私は”ストライキ”を起こしてしまいました。
その後、主人の実家には、主人と子供達3人で帰省し、私は自宅で留守番という状態が暫く続きました。
主人もそれを黙認してくれていました。
今思うと、よく離婚されなかったと思います。
しかし。
ある日ふと思いました。
「今度主人の実家に帰るときは、お義母さんのお葬式…ってことになって、それで本当にいいのだろうか。」と。
私はその思いを主人に打ち明けました。
そして相談した結果、年に1回から、1泊からチャレンジすることを決めました。
数年ぶりの主人の実家。
今は独り暮らしをしているお義母さんは、私を温かく迎えてくれました。
最初はぎこちないように感じましたが、すぐに何もなかったかのように接してくれました。
その様子に、今までのことは何だったんだろう?と思いました。
おそらくお義母さんは、以前から何も変わってないのだろう、普段通りに接してくれただけなんだろう。
なのに「私は嫌われてる」という思い込みから、私がありのままを見てなかったからじゃないか?と思い始めました。
後から主人に聞いたのですが、電話で帰省する連絡をした際、私も一緒だと伝えると、とても喜んでいたというのです。
主人が義母の代わりに地区の寄り合いに出席して留守の間、
私はお義母さんと一緒にテレビを観て、タレントさんの話をしたり、
お義母さんが畑に行くというと、素直についていき、長靴や軍手を借りて慣れない畑仕事を手伝いました。
それは、私が今までやらなかったことでした。
畑仕事の経験がない私は、どうせ役に立たないからと殆ど手伝うこともなく、
家族がテレビを見てるときも、どうせ私は邪魔だからと、何かと理由をつけては別室にいました。
私が実家に帰るだけで、お義母さんが喜んでくれる。帰り際に、お義母さんは
「また来てね。」と何度も言ってくれました。
結局年に1回どころか、この年、3回実家に帰りました。
何でお義母さんはこんなに優しくしてくれるのだろう?
私は当初「行為の返報性か?」と思いました。
好意の返報性とは、人に好意を与えれば好意が返ってくる、という意味です。
でもすぐに違うと思いました。
お義母さんは初めから優しかったのです。
私が信じられなかっただけなのです。
私が愛させない態度をとっていただけなのです。
やっと気付いたのです。
この文章を書きながら、恥ずかしいやら有り難いやら。
気付くということはとても大切だとつくづく思いました。
その後、お義母さんにお詫びをしました。
その時も私をひと言も責めることなく、優しくしてくれました。
もう「私は嫌われてる」という思い込みはいらない。迷惑をかけるだけだから。
「お義母さんに愛されてる」それを素直に受け取ることが恩返しかもしれないと思います。
まだまだ至らない嫁ですが、また実家に帰るのが楽しみです。
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この記事を書いたカウンセラー

About Author

前田 薫

対人関係、自分を好きになれない、人の目が気になる等の自己の問題。 母娘関係、家族関係などが得意である。親との関係や対人関係などで悩んだ 自身の経験から学んだことを活かし、感覚的で一緒に考え提案していくスタイルが得意である。母性的で柔らかい雰囲気のカウンセリングには定評がある。