秋と言えば・・

秋も深まってきましたね。秋と言えば、勉強の秋、食欲の秋、スポーツの秋、行楽の秋、芸術の秋、といろんな秋がありますが、みなさんにとって、今年の秋はどんな秋でしょうか。
私はこの数年、運動する機会がなくて、とっても運動不足の毎日。(運動をしない、したくないというのが正しい?)
そう、体重は増加の一途のため、なんとかこのあたりで食い止めたいところ。 
そう考えると、今年の秋はスポーツ(というか運動)の秋にしなくては!と強く思っています。
一番よく体を動かしていた頃っていつだろうと考えてみると、30代後半にさしかかった頃なんですよね。当時、元夫の転勤で海外に住んでいた時、同じアパートに住む方のお誘いでバドミントンを始めました。
バドミントンって、子どもの頃に公園で家族や友達と遊びでしかやったことがなく、そんな感覚でついていったら、けっこう本格的にやっているのでビックリしてしまいました。
 
私から見ると、「まるで高校の部活やん」というように、準備運動から始って、基礎練習をし、ダブルスの試合という遊び感覚どころではないという印象です。
年齢層も様々で、中には50代の方もいらっしゃったのですが、たいていの方は学生時代に部活でやった経験をお持ちなので、みなさん上手でタフな方ばかりです。
 
私は運動オンチというほどではなかったと思うのですが、スポーツをする=厳しい→ついていけない、というイメージがありました。
なぜなら、私は大人しくてほとんど話さない子で、活発な人の中には入れない、私は何も出来ないという気持ちがあり、学生時代もそれまでも
体育の授業以外ではスポーツをすることはなかったんです。
その根底には小学校でやったドッジボールで、すぐに狙われて当たってしまう、ボールが飛んできても受けられないし、投げられない、
逃げ切ることも出来ないダメな自分がいました。
だから、活動的な自分は想像できなかったんですね。最初から諦めてたようです。
 
20代半ばを過ぎたころ、友達が公共施設(若者センターみたいなところだったと思います)で習っていた社交ダンス教室に行く機会がありました。
ある理由からその教室に行こうと思ったんですがが、やってみると意外とおもしろくてすぐに虜になってしまいました。
 毎週欠かさずに通い、
もっと上手になりたくて、結局プロの先生に個人レッスンを受けるほどまでのめりこんでしまいました。
大好きなダンスがもっと上手くなりたくて、ダンスの体づくりのためにストレッチ運動やジム、軽いエアロビクスをやり始めたんです。
もちろん、どれもそんなに上手に出来るわけではありません。決して上手くはないし、飲み込みが良いわけでもないのですが、
とにかくダンスが上手くなりたい一心だったので、下手だとしても自分にとっては必要なことだから、やめようなんて考えなかったんです。
好きなものの原動力ってそごいですよね。そして、少しでも自分なりに手ごたえを感じられると、苦手だった運動に対しても、自分に対してもダメなんだという意識がいつの間にか変わっていったようでした。
そのおかげで、スポーツにそんなに抵抗はなくなり、異国の地で友達つくりのためにもバドミントンにも行ってみようと思えたわけなんですが、
本当にスポーツをするといのは初めてで、しかも部活のようなこのバドミントンサークルは「場違いなところに来ちゃった」というのが正直な気持ちでした。
でも、どうしたわけか、このバドミントンがその国に滞在している数年の間、ずっと続けてしまったんですね。週に2回、2時間半を運動のためと思って出かけて行って、下手ながらも一生懸命にやっていました。
シャトル打ちから始めるのですが、ジャストミートした時のあの音とうまく飛んでいくシャトルが気持ちよくて、頑張って練習したなあ、と当時のことが蘇ってきます。
 
サークル内のダブルスの試合も、私と組んだ人には申し訳ないなあと思いながらも、上手く打てると「やったあ」という喜びも湧き、楽しかったなあ。練習後のみんなで行くランチも楽しみだった。(まさに部活の後ですよね。)
今考えると、よくあれだけ体を動かせたなあと、我ながら感心してしまいます。
(もちろん、サークルの中ではいつまでたっても一番下手なままですけど・・)それに加えて、当時は週2回バリダンスを習っていたので、もうずっと体を動かしていたんですよね。
気持ちが落ち込んでいる時でも、一生懸命に体を動かして汗を流していると、最初は固まっていた体がほぐれていくとともに気持ちまでスッキリして気分爽快になります。
 そして、ちょっとした悩みなどはいつの間にか吹き飛んでいたりします。
海外生活では、気づかないうちにストレスも溜っていくようで、体を動かしてストレスを発散する意味でも、その地にいる時はずっと続けていました。
 本当に心と体って繋がってるんですね。 
日本に戻ってからは、スポーツも運動もほとんどしていなかったけれど、ストレッチのような講座は続けていました。
でも、それもやらなくなってからもう3年ほど経ちます。
こうして私の中の運動の歴史(なんて大げさな)を思い出してみると、運動後の気分爽快感を感じたいなあ、と改めて思えてきました。
何か体を動かさなきゃ、とずっと思いながら、やらずにきたけれど、思い切って何か運動らしきものを始めてみよう。
バドミントンのような激しいスポーツはもう出来ないだろうけど、もし体を動かすことを始めたら、半年後に、体も気分もスッキリ出来ている自分に会えるはずです。
そして、さび付いてしまって固まってしまった体をほぐせば、心の凝りもほぐれて、もっといろんなことにもやる気が湧いてきそうです。
食欲の秋に負けないように、スポーツ(運動)の秋にトライしたいと思います。
みなさまも、今年の秋は、やってみたいこと、好きなことにチャレンジする、それぞれの「○○の秋」にしてみてくださいね。
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この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己否定、自己嫌悪、疎外感、自己肯定を得意とする。「その方の心に寄り添い、一番の味方でいること(安心感)」をモットーに、わかりやすい言葉で恋愛問題や対人・自己との関係を紐解き、改善・生き易さへと導いている。  東南アジア2カ国での生活経験もあり、国や文化の違いについても造詣が深い。