●今を生きる

夏休みをとって海外旅行に行ってきました。
行き先は、前にコラムでもかいた友人がいるタイにいってきました。
初めての海外旅行ということもあり、気分はドキドキワクワクです。
旅行の1ヶ月くらい前になると観光名所の本を買ってきてどこにいけば何が見ることができるか、何で遊べるかを調べたり、タイ語の本を買っては言葉を覚えようとしたり、どんな料理が食べられるのかを調べたり、タイ式マッサージはどこが有名なのか等いっぱい調べました。
本を見て「どんなところなのかな〜」とワクワクしていました。
好きなもの、興味を持ったものにはとことんこだわる性格がでたようで、しまいにはタイのスコータイ王朝からバンコク王朝の歴史まで言えるくらいまで調べあげていました。
家にいながら魂だけは、約5300キロメートル離れたタイに行っていまいした。
旅行の3日くらい前になると、
『旅行先にもっていく物は、パスポートと、飛行機のチケットと・・・』
『向こうで友達と写真とるからデジカメを持って・・・』
『あっそうそう、デジカメを充電しとかなくっちゃ』
もう、楽しみで、楽しみで、何回も旅行にもっていくものをチェックしている自分がいました。
そう、まるで遠足前の少年の心理です。
皆さんも、小学校くらいの頃一度は、経験があったと思います。
遠足の前の日に、なんどもリュックサックの中身を取りだしては、しまいなおすような楽しみで楽しみでしかたない気持ちです。
3日後、関西空港に行きタイへ旅立つ飛行機に乗りました。
海外旅行が初めての僕ですが、実はジェット機も初めてでした。
初めてのジェット機に乗っている間は、
「動いた!飛んだ!」と感激している僕がいました。
そして、タイに到着しておもいっきり休暇を楽しみました。
しかし、旅行日程終了2日前になった時
「ああ、明後日には、帰らなくっちゃいけないな〜」
「楽しかったな、タイ」
まだ、残り2日の旅行日程があるのにも関わらず、気分は旅行終了後の気分になってきました。
「楽しかったなタイ」と過去形で考えているマインドがでてきてるでは、
ありませんか。
旅行終了1日前には、
「帰ったら心理学講座の原稿を書いて、ホームページの新しい企画を考えて、
 え〜とそれから・・・」
「旅行の間にお仕事溜まっているな〜」
帰ってまっているスケジュールの山に気が重くなっていました。
旅行の最中なのに魂は日本に帰って働いました。
「いかん、いかん」と旅行を楽しんでいない自分に気づいた僕は、旅行を楽しむ気持ちに切り替える為に、『今を楽しむ』ことに決めました。
気持ちの切り替えに成功した僕は、残りの旅行時間をおもいっきりきり楽しむことができました。
人はよく明日のことを、将来のことをよく考えます。
未来のことを考えることは、良いことなのですが、あまりに心が未来にいきすぎると今を楽しめなくなることもあります。
特にネガティブな感情に捕らえられすぎると、捕らえられた瞬間からネガティブな気分が続きます。
「明日は、遅くまで残業になるな、嫌だな」
「老後安心してくらす為に貯金をいっぱいしとかなくっちゃ、お金がなくなったら最悪だな。」
「結婚しても上手くいかなかったらどうしよう。」等、
未来に起こることに関して、不安や、恐れでいっぱいになってしまいます。
 
未来に起こるかも、起こらないかもしれないことに捕らえられて
今から最悪な気分になってしまうとわけですね。
逆に、旅行の予定を立てたり、明日のデートを楽しみにしたりと、未来に起こるドキドキワクワクを今から楽しむこともできます。
こちらの場合は、楽しくていいですね。
同じように過去の経験、感情に捕らえられて身動きできなくなってしまうこともあると思います。
大きな失敗をした経験がある人は、失敗感に捕らえられてしまって
「どうせまた失敗する」という気持ちでいっぱいになり、なにもチャレンジできなくなったり、失恋で傷ついた人は「もう傷つきたくない」と思って恋愛することをやめてしまったりします。
体は現在にあるのですが、心は傷ついた過去にしばりついてしまっている訳です。
この場合は、心身ともに今を生きる為に過去を生きている心を解放してあげないといけませんね。
皆さんの心は、今を楽しんでいますか?今を生きていますか?
楽しくないな、充実感がないなという時は、心は未来に行っていないかな?
過去を生きていないかな?と注意深くチェックしてみてください。
そうすることで、”今、生きている”という実感をめいっぱい味わうことができると思います。
お試しください。
原 裕輝

この記事を書いたカウンセラー

About Author

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。