●通販カタログ

みなさん、こんにちは。源河はるみです。
突然ですが、みなさんは通販でのお買い物をしたことがあるでしょうか?
ここ最近では当たり前になってきた通販ですが、私もパラパラとカタログをめくりながら、ふと思い出したんですね。
「見〜て〜る〜だけ〜♪」を。
あぁ、そういえば、あの頃は通販は当たり前じゃなかったな〜なんて思いながら、ほどよく物欲を刺激する数々の商品の写真を眺めては、夢中になってしまうんです。
通販と言えば、私の中では、その日のスーパーの売上げをも左右する(?)と言われている、某有名タレントが司会を務めるお昼のテレビ番組での、ある日の放送が出てきます。
“○○は、○○に効く!!”なるコーナーがあるんですが、その日は“通販カタログは、ボケ防止に効く!”だったんです。
なんでも、なんとか先生いわく「これ、ほしいな〜」「あ、これもいいな〜」というような、自分が楽しい気持ちになる“お買い物気分”を味わうだけで、あるホルモンが分泌され脳が活発に働くらしいのです。
ウィンドウショッピングも効果アリなわけですが、なにぶん「ボケ防止には・・・」ということなので、まだもうちょっと先に考えればよいこと、「へぇ〜」ぐらいにしか受け止めていませんでした。
が、です。
新聞の広告に目を通す私を見て、うちのダンナさんが言うんですね。
「物欲怪獣や〜!!」と・・・
なんのこっちゃと思いながらも、毎日毎日日課のようにチラシに目を通している自分に、はたと気づいてしまいました。
私も一応、主婦なのでチラシを見ることは不自然ではありません。もしそれがスーパーの安売りを見つけて実際に買いに行くのであれば・・・
通販にしても、新聞の折込チラシでも、そうなのですが「お〜、これいい!」と思ったとしても実際に買うことはめったにないんですね。
まあ、まったくそうだとしても、これもまた不自然ではないわけですが(チラシを見たら買わなきゃいけないわけじゃないし)でも、なんだか自分の中では「おや?」な気がしたんです。
「おいおい、ボケ防止???」って・・・。
無意識にも、結びついてしまいました。
そりゃ、私もボケてる日だっていくらかはあります。
でも、毎日予防に努めなければいけないほどだとは、他人がどう言うかはわかりませんが、全く思ってもいません。平均でいくと私はまだ人生折り返す一歩手前ですから。(笑)
と、自分で自分になんだか言い訳しつつも、この“不自然な感じ”の正体を突き止めるべく私はまた、通販雑誌を購入して夢中になってみました。
予想通り、またもや私は、取り留めのない、あいまいな楽しみに耽ってしまいました。
尽きる事のない
  「これ、いいな」・・・
そうして夜は更けていくのです。
そして、あることを思い出しました。
子供の頃から、決して裕福ではなかった家庭に育ち、それは結婚した今も変わりはありません。
でも、必要なものはあったし実際にこうして生活できているのです。
そんな満足とはまったく関係のないようなところに「これ、いいな」は常に心の中にありました。
自分の部屋がなかった私は、間取り図の載っている売家の広告が大好きでした。
そして「ここは私の部屋で、ここは・・・」という風にイメージの中でよく遊んでいました。
子供ながらに、まるで自分を“赤毛のアン”みたいだな〜なんて思いながら。
(ご存知のとおり、アンは空想が大好きでした)
そして、大人になった今も子供の頃からのクセのようになってしまっている「これ、いいな」をくり返していたんですね。
なんだか、自分で少し恥ずかしくなってしまいました。
と同時に、自分が空想で終わらせるしかなかった子供ではないことに、あらためて気づいたわけです。
その気になりさえすれば、「これ、いいな」は「これ、手に入れよう!!」にすることだってできる大人に、すでになっているんです。
もちろん経済的観念がなくなるわけではありません。無理なものは無理、なことだって山ほどあります。
でも、通販カタログで気づいたことは、“その気になるか、否か”という、なんだかとても大切なことのような気がしたんですね。
ときには諦めが肝心なことだってあります。
でも、諦めなくてもいいようなことまで諦めてしまうのは、あまりにもさみしいじゃないですか。
みなさんは、自分にとっての「これ、いいな」諦めていませんか?
心の中にたくさんある「これ、いいな」の中から、「これ、手に入れよう!!」を選んでみませんか?
カギは、その手に握られています。
“その気になる”というカギで、目の前のドアを開けてみましょう!!
私たちは、みなさんのそのカギを見つけるお手伝いや、ドアを開けるきっかけをサポートするために、いつでもお待ちしています。

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