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山西恵美さん(仮名)

山西恵美さん(仮名)は、付き合って3年になる彼とのすれ違いが続き、彼に近づくことが怖い自分に気付いて個人カウンセリングに来られました。

「彼との関係を良くしたい。でも、彼から近づいてきてくれるのをいつも待ってしまうんです」
と恵美さんはおっしゃいます。カウンセリングを進めていくと、彼女は人に対する恐れがとても強く、常に頭で考えてしまうクセがあることが分かってきました。
そのためか彼女の話口調はとても理路整然と淡々として、感情を殺したような話し方をしています。

そこで私たちはまずは彼女のハートをマッサージして、リラックスしてもらうことから始めました。
それは、今の恵美さんにぴったりと感じた曲と詞を理加が5曲ほど選び、自分の心に注目してもらいながら聴いてもらうのです。
私たちのセラピーではよく音楽を使います。音楽といっても瞑想曲や癒し系と呼ばれる音楽ではなく、ちょっとゆったりめのポップスやバラードがほとんどで、皆さんが聞き覚えのあるメロディのものを多く使います。そして、その日本語の詞をメッセージのように曲に合わせて伝えます。そうすることで音と言葉(声)を使ってハートをほぐしていくのです。

曲をかけていくうちに段々彼女がふーっと息をつき、肩の力が抜けていくのが分かります。彼女もそれを自覚されたようで、ちょっとほっとした様子をしています。
でも、
「心に注目しているつもりなんですが、何も感じないんです」
とのこと。無理もありません。
「気にしなくていいですから、そのまんま自由にしていてください」

私達は大人になればなるほど、理性的に振舞おうとすればするほど、感情を抑えるクセをつけてしまいます。
だから、個人カウンセリングの現場では、まずは自分の気持ちに気づくところから始めます。経験上、それには先の音楽を使った心のマッサージが一番有効だと私達は思っています。

さて、カウンセリングの中で、山西さんはこんな話をしてくれました。
「私のお父さんは小さい頃からあまり家に帰って来なかったんです。だから、私はいつもお母さんと二人で暮らしていたようなもの。でも、お母さんはあまり文句をいうことなくお父さんをずっと待っていたんですね。私も、お父さんのことは好きでしたから、お母さんと一緒にいつもお父さんの帰りを待っていたような気がします。」

「あなたの彼を待ってしまうパターンはお母さんから引き継いだものみたいですね。」
というと、

「ああ、そうみたい。ほんと、そうですね、きっと。彼を待っている気持ちってあのときの気持ちともしかしたら一緒なのかもしれないですね」
と恵美さん。

「でも、お母さんのことを考えると気分が悪くなりますし、むかむかするような気がします。今でもお母さんとはとても仲がいいんですが、そういえば、ときどき無性に離れたくなるときがありますね。」

「それはきっと、その思いが辛いから、心理的にお母さんから離れよう離れようとされてきたのかもしれませんね。お母さんのところに恵美さんの心を置き忘れてきたみたいです。今日はそれを取り戻しに行きましょう」

今回私たちが提案したセラピーは、ただ、自分の心に注目しながらお母さんに近づくということ。それを恵美さんに伝えると「えーっ!?」という反応をされます。
「でも、気分が悪いってことはきっとそれが必要なんだって思いますから、頑張ってみます」
と同意してくれました。ありがとう。

イメージを使いながら、ゆっくりゆっくりお母さんに近づいていってもらいました。
最初は
「うーん、ん?何も感じないです・・・」
と戸惑ってましたが、徐々に表情は曇りがちになってきます。
「なんか、怒ってるのかな、私」
そのまま怒りを感じながら、近づいていってもらいました。怒りは今回扱うテーマではないからです。

「だんだん、寂しいような、悲しいような、切ない気持ちになってきました。どうしてだろう?」
「ああ、そのまま感じるだけにしてくださいね。そうやって考えるとせっかく上がってきた感情を押し殺してしまうことになります。何か怒りの下にはそんな寂しさや悲しみがあるみたいですね。それを感じながら、さらに一歩近づいてみましょう。」

私達の持つパターンはこういうところで強く出てきます。
頭で考えるクセがついてしまうと、こういうところでも分析や答えを求めてしまうんです。
考えることが悪いというのではもちろんありません。
ただ、それによって感情をかき回してしまうことがよくあり、そうすると、もやもやした感じが出てきたり、イライラしてしまったりします。
それでは気分をすっきりさせることができなくなってしまうんです。

そうして、一歩一歩感情を感じながらイメージの中で歩みを進めてもらいます。
すると、あと3歩ぐらいでお母さんのところにたどり着く、というところで突然彼女の表情が変わりました。

「なんだろう?これ。すごく熱いです。ああ、お母さんを助けたいって気持ちがどんどん強くなってきます。ずっとこんな気持ちを持っていたんでしょうか?」
彼女の目からは自然と涙が溢れてきていました。
そのまま駆け足でお母さんに抱きつく恵美さん(もちろん、イメージの中でのお話です)。

「お母さんのこと本当に愛してらっしゃったんですね。でも、何もできない、助けられないって自分を責めていたんじゃないですか?」
というと、深く頷いています。
そのまま、ゆったりとした曲を背景にして、お母さんの温かさを感じてもらいました。

恵美さんの表情は2時間前とはまるで違って、イキイキとした若々しい表情をしています。
「なんか、胸のつかえがすーっと取れたような気がします。息をするのもすごく楽です。不思議な感じですね。すごく楽なんですよ、本当に。これが癒しっていうことなんですね。すごいです。ほんとすごいです。もっと早く受ければ良かったー。」
と言って彼女は部屋を後にしました。

今回のテーマはお母さんへの深い愛情に気付くことでした。
子ども達はみんなお母さん、お父さんを愛しています。そして、何かあれば助けたいと思っています。恵美さんの中にも常にそんな気持ちがあったにも関わらず、どんなに頑張ってもお母さんの寂しさや悲しみを取り除くことはできなかったのかもしれません。

その無力感のために、愛することよりも待つことしかできなくなってしまったようです。
今回はその自分から近づいていく、そして、恐れを取り除いて愛情を感じるセラピーをしました。

ここからは、個人カウンセリングの数日後に電話でのカウンセリング(有料セットコース)でお話した内容です。
「今までは『会いたい』とか『〜してくれないの?』とかばかり言っていたのに、昨日は自然と『会おうよ』って口から出ちゃったんです。彼もびっくりしていましたけど、私の方がびっくりしましたよ。彼もなんか嬉しそうでした。今まで彼に頼るばかりで重たい女になってたのかもしれませんね。今週末は久々のデートなので根本さんのところへはいけないんです。ごめんなさいね(笑)でも、彼に会うのがこんなに楽しみだなんて、ちょっと信じられないです。」

「ごめんなさい」なんて(笑)
どんどん楽しんできてください。


根本裕幸&理加

(この記事はご本人の許可を得て掲載しています。)



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