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2008年11月11日
沖縄LOVER(2)~沖縄とボクとのあいだには~
前回、ぼくが9月下旬に行った沖縄旅行のことを綴った『沖縄LOVER』というコラムを書かせていただきました。沖縄に行くまでの心境や、とりまく状況などについて書いたのですが、今回は、その続編をお送りいたします。
前回のコラムをご覧になりたい方は⇒『沖縄LOVER(1)』をご覧下さい。
※沖縄出発当日に、38度の高熱を出していた1歳児の我が子。
様子を伺いつつ、沖縄に出発したものの熱は下がらず、那覇空港到着後、すぐにホテルにチェックインしてベッドに寝かすことに。しかし、子供は興奮状態。いっこうに寝る気配がなく、時間はついには深夜になってしまいました。我々、親のほうが疲れ果ててしまい、いつのまにか沖縄へのルンルンとした気分ではなくなり、ドッと疲れが出始めました。しかし、とある用事のために、フロントに電話をかけた際、フロントの方の気遣いにより、氷まくらと冷えピタのおかげで、「スーッ、スーッ」と寝息を立てて、子供が寝始めました。
※
翌朝・・・、
「パ・パ・パ・パ・パ・パ・パ・・・・(パパの意味と思われます)」
きっと、ボクのことを呼んでいるのでしょう。まだ、しっかりと言葉を話せない我が子の熱は、普段どおりの平熱に戻っていました。
不思議としかいいようがありません。
薬も使わず、病院にも行かず。ただ、自然とあの高熱がひいていました。
よく親の気持ちを汲み取って、子供が熱を出したり、かぜをひくなんてことを聞きますが、もしかしたら、それと似たようなことかもしれません。
しかし、実際に高熱を出していたし、平常でなかったのは確かです。
そんなときに、ホテルの方に親切に声をかけてもらったり、心配して下さったことが、本当にありがたくうれしく感じました。
他にもこんなことがありました。
宿泊しているホテルで夕食を食べることになりました。
しかし、落ち着いてご飯を食べていれるはずもなく、だんだんと子供がグズリはじめました。
スプーンで皿を叩いてみたり、ご飯をボロボロこぼしはじめました。だんだんとイスにも座るのを嫌がり、僕たち夫婦は、他のお客さまの迷惑にならないように、早食い競争をするかのごとく、口に食べ物を詰め込み、できるだけ早く店から出て行こうとしました。
実際、最後のデザートが出てくる前に、会計を済ませて退店したところ、店のスタッフの方がわざわざデザートがあることを呼びにきてくれました。
僕たちは、
「他のお客様の迷惑になるので・・・」
というと、
「そのようなことは、気になされないで下さい。離れた席にデザートをお持ちしますので。」
「でも。。。」
「いいじゃないですか!せっかくですから食べて行って下さい。私がなんとかします。さっ!どうぞ。。。」
と言って、自然に店に戻る流れを作ってくれました。
僕たちのような小さな子供がいると、周りに遠慮してしまうことが多々あります。子供のペースに合わせるために、行動が遅かったり、子供がグズッたりして、他の方にできるだけ迷惑にならないようにと気を遣ってしまいます。
ましてや、高級ホテルのレストランの静けさの中では、なおさら、そのような気持ちになってしまいます。
もちろん、子供が悪いわけではありません。僕たちが、そのような場所にいかなければいいだけで、むしろ、子供にしたらいい迷惑だったかもしれませんね。
しかし、そのようなシュチュエーションで、まるで僕たちのネガティブな気持ちや、遠慮しないといけないという気持ちを拾い上げて、そして、僕たち親子にも他のお客様にも一番ベストな環境を作って下さったことに、いたく感動してしまいました。
もちろん、ボクもデザートまで食べたかったです。
だけど、言い出せなかったんです。だって、みんなの迷惑になるから。。。
みんなに嫌な顔をされるくらいなら、デザートはあきらめてもいいやって気持ちだったんです。
でも、あのホテルの方が「私がなんとかしますから、ぜひ食べて下さい。」っておっしゃって下さったんです。言い換えれば、「もし、他のお客様が文句を言い出したら、私が責任を持ちますから。」と言ってくれているようなものなんですよね。
半分帰りかけているお客を呼び止めて、しかも、なにかあれば自分が責任を持つという気持ちって、どういうことなんだろう?って考えた時に、ボクは本当に感動して、そして深く深く感謝しました。
「誰かに嫌な顔をされるくらいなら、あきらめよう。」
「恥ずかしい気持ちになるくらいなら、やめとこう。」
って、言い出せなかったり、あきらめたり、逃げ出すことないですか?
誰かが強引にひっぱってくれたら、どれだけうれしいだろうって思うことないですか?
今回の旅行で、一番時間がかかったのはホテルを選ぶ時間でした。
しかし、かけた時間だけ素敵な時間と思い出を作らせていただきました。
ぼくは、あのホテルの方に「ちゃんと、ありがとう」を伝えれたかどうかわかりません。
あの方にとって、当たり前の接客をしただけかもしれません。
でも、ボクは思うんです。
きっと、この方はたくさんの方にボクと同じように接して、そして、ボクと同じようなうれしい、ありがたい気持ちになった人も多いだろうなって。そして、「今回の沖縄はよかった」って思って、沖縄から帰っていかれた方も多いんだろうだろうなって。
そして、こうも思うんです。
こんなに人に感動させたり感謝してもらえることができるのは、きっと、この方自身もたくさん感動したり、感謝したりすることが多かったのかなって。
ボクが食べたあのデザートには、たくさんの愛情が詰まっていました。
※
今回の旅行の目的は、家族で海でも眺めながらのんびり、ゆっくりしたいと思って旅行を企画しました。でも、本当にのんびり、ゆっくりできると感じれるのは、「のんびりしていい、ゆっくりしていいんだよ」と許可してもらえたと自分が思えるようになる必要があるんだと気づいたんです。
ボクは、あのホテルの人に、「あなたはくつろいでデザートを食べていいんですよ」って許可してもらった気がしました。そして、それと同じようにボクにとって「くつろいでもいいよ」って、自分に許可するには、沖縄まで行く必要があったんだと思うんですね。
確かに、仕事が休み日というのは、「のんびりできる」「ゆっくりできる」と思われがちです。
しかし、「休みの日」=「くつろいでいい」と自分に許可を与えられてるとは限りません。休みの日には休みの日なりに、育児を手伝ったり、家事を手伝ったり、他にも役割にしばられることはたくさんあります。
ボクの住んでいる関西と沖縄との距離は、ボクにとって、「のんびりしてもいいよ。ゆっくりしていいよ。」って、自分に許可を出してあげれる心理的な距離だと思ったんです。
ずいぶんと、遠くまでいかないと自分にゆっくりすることを許可できないんだなって思うとともに、自分に厳しいナァと、苦笑いしてしまいました(笑)
皆さんも、自分に厳しくしていたりしていませんか?
今回の沖縄旅行は、ボクがず~っと望んでいた晴天に恵まれました。
見上げると青い空が広がり、大きく息を吸うときれいな空気が体中に満たされていくのを感じます。遠くからは青く、近くに覗き込むときれいな透き通った海。寄せては引いていく波に足をつけると、本当にありがたいなって感謝の気持ちが出てきました。
沖縄には、毎年580万人の方が観光で来られるそうです。
なにがいいんだろう?っかって考えてみると、やっぱり、ホッと一息つけて自分をもう一度見つめなおす時間をくれることでしょうか?
まるで、恋人(LOVER)が自分をホッコリさせて見つめなおさせてくれるように。。。
あぁ~、また行きたいナァ~~~(^^)
最後まで読んで下さってありがとうございました。
投稿者 cseditor : 2008年11月11日 00:00