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ご相談事例集(バックナンバー)

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タイトル
カウンセリングですっきりしたい
相談者名
ソララ
カウンセリングをしてもどこかモヤモヤしています。
私は中学校から今まで時々カウンセリングをして貰っているのですが、カウンセラーの先生の顔色などを伺って気をつかい、言いたいことがあまり言えません。
「気を使わずありのままの気持ちをぶつけて良いよ!」と言って下さるのに、その気持ちを伝えたり、泣いたり怒りの感情をぶつけるのがどうも苦手です。
相性もあると思いますが、小さい頃から親の顔色を伺う癖が大人になった今でも無意識にやっている自分に気がつきました。
クスっと笑われたり苦笑いされると「変なこといっちゃったかな」とか「この先生私をどう思ってるんだろう、本当は私とこういうお話をするのが嫌なんじゃないかなぁ」と思ってしまいます。
電話のカウンセリングも相手の顔が見えない分や、言いたい言葉がなかなか出なくて間があると何となく怖くなります。
どうしたらスッキリお話しができるようになれるでしょうか?
カウンセラー
池尾昌紀
ソララさん
池尾昌紀と申します。
ご相談ありがとうございます。

言いたい事が言えない、というのは、とても辛いことですよね。

今回はカウンセラーに気をつかってしまい、素直な気持ちを話せないというご相談ですが、ということは、日頃、周りの人にも同じように接してしまっておられるのではないかと思いました。

もしそうだとしたら、カウンセラーはカウンセリングの時間だけの接点ですが、日常も顔を合わせる人たちとの間でも、毎日気をつかって、自分の心を隠しているとしたら、それは本当に大変なことだと思うのですね。

ですから、ご相談の内容は、カウンセリングだけでなく、ソララさんの日頃の大変さにも関わってくるテーマなのではないかと思いました。


人に気をつかってしまう、というのは、心理学でいう「無価値感」と呼ばれるものからくることがあります。

これは、自分には価値がないという思いなのですが、もしソララさんがこのケースに当てはまるとしたら、そのルーツになっているのは、ご自身が書いて下さっているように、小さい頃から親の顔色をうかがうという心のパターンではないかと思います。

小さい頃から親の顔色をうかがっているとどうして無価値観が生まれるのでしょう。

これはひとつの例ですが、小さい頃に親がとても厳しくて、その親に叱られないようにしているという状況だったとします。
すると、どうして親はこんなに自分に厳しいのだろうと、子どもながらに思い、その理由を自分には価値や魅力や才能がないからだ、と自分自身に理由を求めてしまうことがあります。

本当の理由は、親が子どもに将来苦労をして欲しくないから、あるいは、親自身があまりに精神的な余裕がなくて、などいろいろあるはずなのですが、それは大人になった今なら推測できることでも、幼い子どもにとっては、そうした親のせいとは思う事ができず、自分のせいであるように感じてしまうことがあるようです。

すると、大人になっても、自分には価値がない、という無価値観が生まれ、それは大人になっても心の奥底で、我々を縛り続けることになります。

例えば、こんなに価値がないから、自分に何かしてもらうのは申し訳ない、といった遠慮。

自分では自覚していない場合もあるのですが、いつも遠慮してしまう心には、こうした無価値観が関わっていることがあります。

カウンセラーというのは、お話を聞かせていただくのが仕事です。
なのにも関わらず、私なんかの話しを聞いてもらって申し訳ない、というような感じを持たれるのは、心の奥底に「こんな自分なんて」という無価値観があるからなのかもしれません。

それでは、どうしたらこの無価値観を変えていけるのでしょう。

この無価値観は、先のお話したように、ルーツは親との関係などから作られるケースが多いようです。
しかし、それは自らが自らの価値を下げてしまっている、ということが多いのですね。

ですから、私自身が、私のことを価値がある、と認めて上げられるようになると、この無価値観も減っていきます。

そうは言っても、長い間自分を縛っていた思いですから、簡単には自分で自分に価値があるとは思えないですよね。

そこで、逆に周りの人に手伝ってもらう、というやり方があります。

私達は、自分自身の本当の価値や魅力や才能をなかなか自覚できません。

けれど、自分では思えなくても、周りの人はそれを知っていることは、以外に多いようです。

そこで、周りの信頼できそうな人に、自分の魅力や才能やいいところを聞いて、自分のいいところリストを作る、というやり方を試してみてはいかがでしょうか。

周りの友人、ということでもいいのですが、そういう時こそ、カウンセラーを使ってやっていただきたいのです。

カウンセリングサービスのカウンセラーは、人の魅力や才能をキャッチするのが得意です。

カウンセリングの時に、「私のいいところ、魅力、才能は何だと思いますか?」と質問してやってみてください。

すると、カウンセラーはソララさんとのお話の中で感じた、あなたの魅力や才能やいいところを、必ず答えてくれます。
心理学を使ったり、経験だったり、時には直感で。

それをノートなどに書き留めて、私のいいところリスト、を作っていただきたいのです。

そして、その中から3つほどをピックアップして、カードなどに書き写し、それを毎朝、声に出して読んでみて下さい。

それを毎日くり返していただくことで、私のいいところは、段々と心にしみていき、少しずつ自分で自分の価値を認められるようになっていきます。

すぐには効果はでませんが、繰り返し続けていってみてください。
やっていくうちに、自分で自分のいいところが新たに見つけられるようになったり、今まで気がつかなかった周りの人の評価をキャッチしやすくなったりします。

最後に、ソララさんにお伝えしたいのは、あなたの優しさです。

カウンセラーに気をつかってしまう、というのは、実はまさにあなたの魅力である、優しさから生まれることでもあると思うのです。

遠慮、というのは、相手の気持ちを思いやる心からも生まれます。

相手の気持ちを思いやる心、それは優しさです。
こんなに優しい心をお持ちのソララさんに価値がないなんてことがあるでしょうか。

もしかすると、今は優しいことが、かえって苦しみを生んでいるかもしれません。

けれど、必ずこの優しさはソララさんの財産になるのではないか、そんな風に私は思います。

どうか自分の価値を知り、それを受け取ってあげてください。

ご相談ありがとうございました。
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