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ご相談事例集(バックナンバー)
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タイトル |
よりを戻してから |
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相談者名 |
月見草 |
| 30代前半の女性です。 付き合って1年半程になる彼氏がいます。 ですが、彼に他に好きな女性ができた為に付き合って1年程の頃一度別れた事があります。 そんな事に全然気付いて無かった私は突然の話に大きなショックを受けました。 彼はその女性と短期間付き合いましたが、結局私ともう一度やり直す事になりました。 別れはとても辛く悲しい事でしたし、心変わりした彼を責める気持ちもあります。 ただ私も「彼から好きになったのだから、私が嫌いにならない限り彼が私を嫌いになるはずがない」と、彼に甘え依存的になっていたと思います。 「彼を許そう」「自分も変わらなければならない」 そう決め、やり直す事にしたのです。 よりを戻してから3ケ月程経ち付き合いは順調です。 私を大事にしてくれている事を感じます。 優しいだけでなく時に厳しい事も言ってくれる彼は私を成長させてくれる得難い人です。 なのに、時折急に別れ際の事を思い出して苦しく不安感になるのです。 記憶は徐々に薄らいでるのにある一場面だけが今でもやけに鮮明で。 別れなんて考えもしてなかった私に「好きな人がいる」と告げた時の彼の顔。 私が泣いても「別れる」と言った彼の恐い顔。etc. 彼への想いは以前より強くなっています。 でも、彼を大事に思えば思う程、いつか来るかもしれない「別れ」を思ってしまったり。 また他に好きな人ができたらどうしようと思ってしまったり。 自分は以前より変われているのか不安になったり。 起こってもいない「if」をいろいろ想像してネガティブになってしまいます。 傷付いたが故の心の自己防衛なのかもしれませんが、幸せな事を素直に幸せと受け止められないのが悲しいです。 どうしようもない時はひたすら泣いたり日記を書いたりして大丈夫になるのですが、またしばらくすると…。 「こちらから愛を与えることにより、与える満足感で不安を解消できます」とバックナンバーにありましたが、今の私にはやるべき事があり彼は私の為にそちらに集中して欲しいと言います。 だから、今は自分のやるべき事を頑張ろうと思っても彼の事をすごく気にしてしまいます。 彼とは10年、20年先も寄り添っていきたい。 何かアドバイスいただければ幸いです。 | |
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カウンセラー |
大谷常緑 |
| 月見草さんこんにちは。初めまして。 御相談を担当させて頂く大谷です。 よろしくお願いします。 さて、月見草さんが経験された彼との別れ、さぞ、辛かったことかと思います。何の前触れもなく(気づかず)、そのような状態になると、「私の何が悪かったの?」「私って駄目なの?」と混乱してしまいますよね。そして随分と自分の過去の言動を責めたり、できていなかった事を悔やんだりします。月見草さんにとっては、とてもとても辛い、苦しい出来事や時間だったと思います。これがトラウマ的に働いているのですね。 ここでひとつ思い返して欲しいのは、誰かが自分を選んでくれなかったと感じる時、あるいは何か失敗したと感じる時に、「自分が悪い」と引き受ける心のパターンをお持ちではないでしょうか? 恋愛だけでなく、日常生活の中でそんな気持ちを感じられるできごとは無いでしょうか? もし、そんな心のパターンをお持ちならば、それは月見草さんの「心の癖」なんですね。殆どの場合真実ではありませんので、そんな感じになったら「また、心の癖が顔を出した」と思ってください。そして、不要なものと考えてください。 人が人を好きになるというのは、とても素晴らしい事ですね。相手のいいところを一杯感じます。でも、その相手が自分と同じような感情や動機で自分を好きになってくれているとは限りません。人には様々な感情があり、様々な事情があります。またその感情にも変化は生じますし、事情にも変化が生じてきます。あくまで、「つき合う」のも「別れる」のもその人のその時の感情や事情による選択なのですね。だから、たとえ別れがあったとしても、それはその時の相手の選択になります。突き詰めてしまえば相手の事情なのですね。そして、自分にも同じように感 情の動きや事情があり、その状況に応じて選択しているのですね。 「相手の選択を尊重する」=「自分の選択を尊重する」=「自分が選択している事を理解する」ことになります。選択は、人間が持つ最大の力なのですね。全部自分の責任と引き受けずに、時には相手の選択を受け入れてあげることも相手に対する愛情ですね。 さて、しかし、彼はまた月見草さんの元に戻ってきた訳ですよね。これも、彼の選択だということですね。他の誰かとおつき合いされたとの事ですが、やっぱり、月見草さんとおつき合いしたいと思われた。彼は、月見草さんをもう一度選択されたのです。先ずは、再び選ばれた月見草さん自身に自信を持ってください。そして、月見草さんを選択してくれた彼に、感謝をし、信頼を置いてあげてください。 月見草さんから見れば、同じ彼と再びおつき合いするという事は、一度別れる前の延長線上にある同じ彼とおつき合いしている感じがするかも知れません。しかし、彼の何らかの変化に気がつかれませんでしょうか?彼の心の中では、おそらく、一度別れる前の彼とは異なる気持ちや行動があるのではないのでしょうか? 彼が意識しているかどうかは別として、心の深い部分で「やり直し」ではなく、新たに月見草さんとおつき合いをしている感じがあるように思います。月見草さんも戻ってきた彼を受け入れた・・・彼を新たに選択し直しているのですね。月見草さんと彼との関係、それは昔の延長線上にあるのではなく、新たな関係性を築き、そしてこれから築いていくことに気がついてください。 これから彼をどう愛していくのか、愛とは何なのかを、彼を通して学んでいくような気持ちで彼と接してみられる事を是非お薦めします。 パートナーは、一番近い他人です。それだけに、自分のパターンや相手のパターンが出てきやすく、人間関係が凝縮された形となります。ケンカをする事もあるでしょう。怒りたくなる事もあるでしょう。彼をとてもいとおしいと思う事もあるでしょう。これら全ての感情に素直になってみてください。怒りたい時・・・寂しかったり、悲しかったりしますね。これは愛を求めている感情なのですね。彼も同じです。彼が怒っている時は、何らかの形で愛が欲しい時なのです。そんな目で彼を見てあげてください。難しい事ですが、自分の痛みに入らず、常に彼を見てあ げること、そして、恥ずかしがらずに、怖がらずに、素直な気持ちを言葉にしてお互いの気持ちをコミュニケーションする事です。きっとお互いに理解出来るいいパートナーシップが築ける事と思います。 最後に、 "「こちらから愛を与えることにより、与える満足感で不安を解消できます」とバックナンバーにありましたが、今の私にはやるべき事があり彼は私の為にそちらに集中して欲しいと言います。" との事ですが、先ず、与える事というのは、決して義務的に、あるいは犠牲的に相手に何かをしてあげる事ではありません。それらの行動は、例えば、彼から嫌われるのが嫌だなどと怖れている気持ちからの行動になり、最終的にはとてもしんどい状況になります。出来ていない自分や、好かれない自分、不釣り合いな自分、嫌われる自分など自分の痛みに入らず、本当に彼を見ていられれば、自然に彼と接する事ができて、その結果、彼に沢山のものを与える事ができるでしょう。また、彼からも沢山与えられて受け取る事ができるようになります。このことだけを心 がけておいていただければ、他には何もこだわらなくていいと思います。 また、やるべき事に集中できないのは、月見草さんの不安な気持ちが騒ぐからですね。これも、月見草さんが本当に彼を見てあげて、自信を持つ事=彼を信頼する事で徐々に解消されていくと思います。集中出来ない自分を責める(これが、出来ていないという自分の痛みに入るということです)のではなく、「今は仕方ないけど、そのうち出来るようになる」と少し先の自分の姿を信頼されてはいかがでしょうか。 以上、お役に立てれば幸甚です。 | |